会社員として長年働いていると、なかなか転職や退職という選択肢が実行できなくなってしまいます。
しかし、もしも労働環境が悪い状態で働き続けている場合は、すでに鬱病になっているかその予備軍となっている可能性もあるので、「退職」や「休職」という選択肢も考えるべきだと言えます。
近年の日本では、労働環境の改善に力を入れている企業が増えてきているため、「自分では当たり前だと思っていたが実はブラック企業レベルだった」という可能性もあったりします。
この記事では、そんな「休職や退職をした方が良い会社の特徴」と「退職代行サービス利用の検討」について解説していきたいと思います。
鬱病や鬱病予備軍の人は意外と多い
現代はストレス社会と言われるほどストレスを溜めやすい時代です。
実際に会社での仕事のプレッシャーや人間関係の問題によって鬱病を発症してしまった人も多数存在しますし、その予備軍とも言える人も数多く存在することでしょう。
もしも「明日会社に行きたくないなー」と感じている人は、もしかしたらすでに鬱病の予備軍である可能性があると言えるかもしれません。
休職や退職をした方が良い会社の特徴
ここからは、休職や退職をした方が良い会社の特徴を上げていきますが、まず意識すべきは、「鬱病かも?」と少しでも思ったのならば、しっかりと病院を受診し鬱病かどうかの診断をしてもらうということです。
鬱病の診断書があれば、休職をすることができ、一定の収入を確保しながら心と体を休めることができます。
また、退職を選択し次の仕事が決まっていない場合には、必ず失業保険を受給するようにしましょう。
時間の拘束が厳しすぎる
社会人として働く以上、定められた労働時間を勤務するだけではなく、残業なども場合によってはこなさなければなりませんよね。
しかし、極端に残業時間が多く、かつ長期間それが続くような会社の場合は、退職を検討する必要があると言えるでしょう。
また、「今日1時間くらい残業お願いできる?」というような頼まれ方ではなく、「今日はこの仕事終わるまでは帰るなよ」といったように理不尽に残業を要求される場合は、早急に退職を検討すべきでしょう。
他にも、帰社時間などをシビアに決められるといった時間の拘束が激しすぎる会社も同じように退職すべきです。
タイムカードを切った後に残業をさせられる
昭和や平成中期頃までであれば、いわゆる「サービス残業」も当たり前のようにありましたが、働き方改革などによって労働環境の改善が進む令和という時代においては、「サービス残業する会社=ブラック企業の証」とも言い切れます。
「残業する前にタイムカードを切れよ」と直接言われるのは論外ですが、「タイムカード切ってから残業をしろ」という無言の圧力がある会社もあまり長く務めるべき会社であるとは言えないでしょう。
休日が休日ではない
一般的な会社は、労働日と休日がしっかりと線引きされています。
しかし、意外と休日にも頻繁に連絡が来たりする仕事も多かったりします。
役職者や責任者であり、連絡のやり取りができなければ仕事を進めることができないのであれば仕方ないですが、一般社員であっても休日に連絡を取り合うのが当たり前の風潮になってしまっている会社も非常に多かったりします。
また、場合によっては休日出勤をしなければいけないケースもありますが、毎週のように休日出勤をしなければならないのであれば、退職を検討すべきだと判断できるでしょう。
離職率が異常に高い
新卒入社や中途社員入社の多くの社員が3年も在籍せずに辞めてしまう会社であったのならば、あまり長く勤めずに退職をした方が良いと言えるかもしれません。
そういった離職率の高い会社は、雇用に関して大きな問題を抱えている可能性が非常に高いはずです。
派閥問題が深刻化している
日本の企業にとても多いのが、「派閥問題」です。
仕事とは直接関係のない部分で気を使わなければならないケースが多いので、心身ともに疲弊してしまう可能性が高いと言えます。
また、自分が所属する派閥が会社において少数派となってしまうと、やめざるを得ない状況になってしまう可能性もあるでしょう。
そうなる前に、退職をする方が利口であると言えるかもしれません。
パワハラ上司がいる
もしも直属の上司がパワハラ上司であり、2~3年は部署移動もできずに同じ部署で働かなければいけないケースでは、退職を選択した方が良いと言えるかもしれません。
直属の上司がパワハラをするタイプの場合は、毎日精神的ダメージを負うことになりかねません。
いつしか精神を病み、鬱病になってしまう可能性が高くなるはずです。
そうなる前に退職を検討するようにしましょう。
スムーズに辞められない場合には退職代行サービスを利用する
前述したようないわゆるブラック企業のような会社に勤めているのならば、すぐにでも転職や退職をした方が得策だと言えます。
しかし、そういった会社は、「今辞められたら人手が足りなくなる」といった理由などから無理やり引き留めに合う可能性が高かったりします。
そういった場合には、近年利用者が増えている「退職代行サービス」を利用するという選択肢もおすすめです。
まとめ
今回は、「休職や退職をした方が良い会社の特徴」と「退職代行サービス利用の検討」について解説してきました。
・時間の拘束が厳しすぎる
・タイムカードを切った後に残業をさせられる
・休日が休日ではない
・離職率が異常に高い
・派閥問題が深刻化している
・パワハラ上司がいる
もしも今現在働いている会社がこれらの特徴に合致しているのであれば、なるべく早く退職すべきと言えるかもしれません。
無理な引き留めなどに合った場合など、スムーズに退職できない時はぜひ退職代行サービスを利用しましょう。