「失業保険を満額受給した後はに給付延長できるって本当？」
「満額受給した後に就職していなければどうなる？」
上述のように、失業保険の満額受給が近づいている人やすでに満額受給している方で悩んでいる方は多いのではないでしょうか？
会社を退職してから1年間、所定の給付日数を対象に手当を給付してくれる失業保険。満額受給した後どうなるかとわからない方も多いと思います。
そこでこの記事では失業保険を満額受給した後は、給付延長できるのかどうか。また失業保険を満額受給した後に就職していなければどうなるのかを解説していきます。
巷でよく言われている失業保険の給付延長申請についても詳しく解説していきますので、失業保険を満額受給された方、近づいている方は是非参考にしてください！
失業保険を満額受給した後は給付延長できない
失業保険の所定給付日数が終わり満額受給した場合、基本的にもう一度失業保険を延長して受け取ることはできません。
失業手当を受給している期間内に再就職すれば再就職手当が給付され、就職することで失業保険は終了となります。
失業保険を満額受給された方で未だに再就職の目途が付いていない方は、できるだけ急いで働くところを見つけることをおすすめします。
しかし病気やけがにより転職活動ができない場合や、退職後の求職活動が難しい場合は、失業保険の給付を延長できる場合があります。
次項では失業保険の給付延長の定義と条件について解説していきます！
失業保険の給付延長申請の条件と定義
失業保険の給付延長というのは「失業保険をもらえる期間を延長する」という意味ではなく「失業保険をもらい始める期間が延長できる」という定義です。
なので失業保険を満額受給した方は給付延長申請はできないので注意しましょう。会社を退職してから失業保険を受給できる期間は1年と定められています。
この期間内に
- 妊娠・出産
- 介護
- 怪我
などの理由で働けない状態が30日以上続くことで、給付期間の延長申請が可能です。
失業保険をもらい始めるタイミングをずらすことで、失業保険の定められた所定給付日数を1年以内に収めることができ、満額受給に繋がります。
失業保険の給付延長申請の方法
失業保険の給付延長申請はハローワークの窓口で行うか、申請書を郵送で贈ることができます。
失業保険の受給手続きがすでに終わっている場合は
- 受給期間延長申請書
- 延長理由を証明する書類（診断書など）
- 雇用保険受給資格者証
が必要となります。
病気やけがによって失業保険の受給手続きが済んでいない場合は
- 受給期間延長申請書
- 離職票
- 延長理由を証明する書類（診断書など）
が必要となります。
延長可能な期間としては、本来の受給期間1年間に加えて、働くことができない期間（最長3年間）となりますが、ここで勘違いしないでほしいのが、受給期間が延びたからといって所定給付日数が延びるわけではありません。
もらえる日数・金額は変わらない状態で「もらい始める」タイミングをずらせるということですので注意しましょう。
失業保険を満額受給する前に
失業保険を満額受給すると、その後は雇用保険関連の手当ては受けられなくなります。
失業保険を満額受給する前に求職活動を行い、再就職することで「再就職手当」を受けられますので早期就職を目指しましょう。
再就職手当とは？
再就職手当とは、失業保険の受給資格を満たしている人が、受給期間を1/3以上を残した状態で就職するともらえるハローワークが提供する就職祝い金のようなものです。
例えば失業保険の所定給付日数が90日で、残り30日以上を残したタイミングで再就職をすると手当が受け取れるのです。
満額受給してから就職するという考えている方もいると思いますが、早期に再就職することによって早く安定した状態を手に入れられるというメリットがあります。
満額受給してからだと無収入の状態で求職活動を行わないといけないというリスクもあるので、このような手当が創設されています。
再就職手当はいくらもらえるの？
再就職手当はいくらもらえるのか気になる方も多いはず。再就職手当は、【失業保険の基本手当日額×支給残日数×給付率】で計算されます。
また給付率は再就職したタイミングで基本手当の支給残日数によって変わるのです。
支給残日数が所定給付日数の2/3以上残っている場合は給付率70%、予定給付日数の1/3以上残っている場合は60%となります。
すでに失業保険の手当てをもらい始めている方は、自分が再就職することでどれだけの再就職手当が受け取れるのか、計算してみることをおすすめします。
まとめ
失業保険を満額受給した後は、雇用保険の手当てを一切受けられなくなるので、受給期間内に求職活動をしっかり行い再就職することをおすすめします。
万が一怪我や病気、妊娠・出産などにより求職活動が難しかったり、失業保険の受給手続きも難しい場合は、給付開始のタイミングを延長可能です。
ですが、もらえる日数や額が増えるわけではありませんので、誤認識してしまわないように注意しましょう。
失業保険の満額受給後が不安な方やすでに満額受給が近づいている方は、是非この記事を参考にして早期の再就職を目指しましょう！
人気の退職代行サービスはこちら↓↓↓
